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SEO
2026/05/11
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業種:
その他BtoB企業
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従業員数:
~100名

課題:
何を改善すべきか判断できず、問い合わせを増やすには広告費を増やすしかない状態
導入企業
株式会社ビーグループ
マーケティング担当 福島 綺子氏
UI/UX担当 牧野 沙也夏氏
株式会社ビーグループは、大型インクジェットプリンタを活用した空間デザインを手がけるデザイン会社です。
同社では長年、自社Webサイトを活用した集客に取り組んできましたが、Web専任人材がいない中での運営体制には限界がありました。月額60万円の広告費に依存する構造から脱却し、オーガニック流入を強化したい——そうした経営課題を背景に、WACULのSEOコンサルティングを導入しました。
担当コンサルタントとともに、3段階の研修と22個の改善施策を実行した結果、広告費を半減させながら月間CV数を4倍程度に増加させました。さらに、広告依存から脱却し、判断基準を持ったマーケ基盤へと転換しました。
今回は、福島様と牧野様に、WACULとの取り組みについてお話を伺いました。
——WACULのSEOコンサルティングを導入するに至った背景を教えてください。
福島 私たちが抱えていた一番の課題は、「課題がわからないこと」でした。サイトの地力を上げる必要性は認識しているものの、具体策が浮かんでいませんでした。社内にWebやIT領域の専門人材がおらず、現状のHPの何が問題で、どうアプローチすべきかというノウハウがありませんでした。約7〜8年間、なかば独学で運営してきました。

株式会社ビーグループ マーケティング担当 福島 綺子氏
——具体的にどんな問題が起きていましたか。
福島 協力パートナーや社内スタッフに指示を出す際、根拠が示せないことに悩んでいました。管理者から実務者へ、十分な知識がないまま説明しなければならない状況だったのです。
また、複数のメンバーがWebサイト更新を担当していましたが、統一ルールがありませんでした。無秩序に更新を重ねた結果、SEOに最適化されていないページが増えていきました。
牧野 私の場合、新商品を登録する際のファイル名やALT設定の方法がわからず、そのままにしてしまうこともありました。過去担当者からの引き継ぎも十分ではなく、何をどの基準で対応すべきか理解できていませんでした。
——データ整備についても課題があったと伺いました。
福島 Google Analyticsも未設定で、CMS上で確認できるデータしか活用できていませんでした。しかも各自が気になったタイミングで確認するだけで、全社で共有する仕組みはありませんでした。
——広告依存も課題だったと伺っています。
福島 当時は月60万円の広告費を投下しており、代表からも「広告依存から脱却したい」と繰り返し言われていました。微増ではありましたがオーガニック流入も伸びており、そこに可能性を感じたことが、SEO施策に踏み切る後押しになりました。
——WACULを選んだ理由を教えてください。
福島 当社の代表が主導し、複数サービスと比較検討をしたうえでWACULを選びました。
実際にプロジェクトが始まってから感じたのは、セオリーを押し付けるのではなく、当社の事情を丁寧に汲み取ろうとしてくれる姿勢です。これまで関わったコンサルティング会社と比較しても、対応の柔軟さと誠実な姿勢はトップクラスだと感じました。
——まずどのような取り組みから始めましたか。
坂本 最初に実施したのは、SEOの基礎研修です。
現状を整理し、社内で共通認識を持つことを目的としました。ワークショップ形式で、SEOの仕組みや考え方を体系的に解説しています。空間デザイン事業に携わる皆様に理解しやすいよう、「マンションづくり」に例えて構造を説明しました。

株式会社WACUL SEOグループ コンサルタント 坂本 善洋
福島 この研修にはマーケティング部、UI/UX担当、広告運用担当など6名が参加しました。研修を経て、「これまで蓄積してきた知識の答え合わせができた」と感じましたね。例えばALT設定についても、「必要」とは知っていたものの、「なぜ必要なのか」までは理解できていませんでした。背景を理解したことで、実務者にも根拠を持って説明できるようになりました。
——次のステップは何でしたか。
坂本 続いて、コンテンツSEO研修を実施しました。キーワード選定から記事構成の設計、制作の進め方まで、コンテンツSEOの基礎を体系的に解説しました。
福島 この研修は意識改革につながりました。自分たちが伝えたいことと、ユーザーが求めていることは異なるという点に気づけたことが大きいです。社内にいるとどうしても記事を通して伝えたいことの比重が大きくなってしまいます。一人よがりのコンテンツにならないよう、検索意図を軸にしたコンテンツ設計の重要性を学びました。
牧野 H1タグなどの基本構造についても、「なぜ必要か」を理解できたことで、迷わず制作を進められるようになりました。

株式会社ビーグループ UI/UX担当 牧野 沙也夏氏
——3回目の「アクセス解析研修」はいかがでしたか。
坂本 「指標が定まっていない」「ユーザー経路が見えていない」という状態を改善するため、Google Analyticsの設定を最適化しました。イベント設定やコンバージョン設定を整理し、見るべき指標を明確化しています。
福島 以前はWebサイト全体の数字を見るだけでしたが、現在はチャネル別の推移を追い、特にオーガニック流入の変化を注視しています。「なぜこのページが伸びたのか」といった議論が社内で生まれるようになり、データを基に判断できるようになりました。
——実装フェーズでは、どのような改善を行いましたか。
坂本 内部構造の修正から導線改善まで、計29施策を提案しました。そのうち22施策をスピーディーに実装していただきました。代表的なものとしては、H1〜H4の構造をSEO観点で再設計しました。また、訪問者の30%以上が閲覧していた「用途別ページ」のCVRが低かったため、回遊導線とCV導線を見直しました。
福島 「用途別ページ」は情報量が多く、必要な情報にたどり着きにくい状態でした。リニューアル直後だったこともあり、データを踏まえ旧ページを一部残す判断も行っています。
牧野 デザイン面では読みやすさを重視し、レイアウトや文字周りを調整しました。CTAボタンの配色も見直しています。研修で「なぜやるのか」を理解できていたため、納得感を持って進められました。
——プロジェクトを通じて、組織にはどのような変化がありましたか。
福島 最低限守るべきSEOのルールが社内で共有され、他サイトにも横展開できるようになりました。
また、Web施策を代表に提案する際も、根拠を持って説明できるようになりました。課題が明確になることで、取るべきアクションが具体化し、チーム全体の回転率も上がったと感じています。
——取り組み後の変化について教えてください。
福島 CV数が大きく伸びました。以前は毎月数件程度でしたが、現在は月20件以上と約4倍に増加しています。
さらに、月60万円ほど投下していた広告費も約半分に削減できました。広告費を減らしてもアクセスが大きく落ちることはなく、オーガニック流入はむしろ増加傾向です。
——CVの質はいかがですか。
福島 ターゲット層からの問い合わせが増え、逆にターゲット外からの問い合わせは減少しました。施策開始から2〜3ヶ月後には、社内でも「問い合わせ内容の質が変わってきた」と実感できるようになりました。

——課題だった「用途別ページ」経由のCVRも改善しましたか。
坂本 回遊先ページのCV設計を強化したことで、用途別ページを経由したユーザーのCVRも一定水準まで改善しました。これにより、特定ページ単体ではなく、サイト全体のCVRを底上げすることができました。
——今回のプロジェクトは、組織全体にどのような影響を与えましたか。
福島 「このサイトをもっと良くしていこう」という意識がメンバーに浸透したことが一番の変化です。以前は無秩序にサイト更新を行っていましたが、現在は「誰が何を、どんな意図で行っているか」を全員が把握できる体制になりました。
また、データを見る習慣も定着しました。「カタログがどれくらい見られているか」「画像を変えたらどんな効果が出たか」など、当該サイト以外でも数字を基に状況を捉えるようになりました。
——今後の展望を教えてください。
福島 WACULさんから学んだノウハウを活かし、今後は自分たちでブログ記事の執筆や、改善ワイヤーに沿ったLP制作を進めていく予定です。
また、2026年からはAIチャットボットの導入も計画しており、ユーザー体験のさらなる向上を目指しています。
被リンクの獲得など、まだ十分に取り組めていない課題もありますが、一歩ずつ進めていきたいと考えています。
坂本 株式会社ビーグループ様の成功は、福島様と牧野様が専門知識がない中でも「まずやってみよう」という姿勢で取り組んでくださったことが大きな要因です。
デザイン会社という特性上、ビジュアルへのこだわりとSEO要件の両立は簡単ではありませんでしたが、お二人が丁寧に調整を重ねてくださったことで、デザイン性を保ちながら成果につなげることができました。
今後は、未着手ページのCVR改善やE-E-A-T(専門性・信頼性)の強化、外部SEO対策なども含め、中長期的な視点でさらなるオーガニック流入の拡大とCV獲得を目指していきます。

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